新しい趣味として「俳句」を始めたい方はいらっしゃいませんか?
日常の情景を五・七・五の言葉にして表現する俳句は、日本語の美しさを味わえる伝統文化です。
紙とペンがあれば老若男女問わず気軽に始められます。
自分の俳句を後から見返してみると、詠んだ当時の状況や感情を鮮明に思い出すことができるので、心の日記のように日々つけていくのも楽しいでしょう。
しかし、琴線に触れる俳句を詠むのは容易ではありません。
俳句を上達させるためには、基礎を理解するのはもちろん、他者から批評してもらうことが重要。
通信講座は、自宅から自分のペースで学びつつ添削課題で講評してもらえるので、俳句を学ぶのにぴったりです。
この記事では、俳句が学べるオススメの通信講座をご紹介します!
目次
俳句の通信講座の特徴と長所・短所
俳句の通信講座は基本的に以下の順番で進めていきます。
- 教科書で基本を学ぶ
- 添削課題を提出
- 返却された添削課題を確認
俳句を上達させるためには、わかりやすい教科書と添削課題が欠かせません。
通信講座では、プロに講評してもらえる添削課題があるのが長所です。
自分の俳句作品に対して具体的なアドバイスをもらえるので上達が早くなり、続けるモチベーションにも繋がります。
また、自宅からいつでも好きな時間に学習を進められるので、忙しい方や地方に住んでいて「近くに通える教室がない」という方も無理なく続けられメリットも。
一方、教室に通うわけではないので俳句仲間と出会えないのは短所と言えます。
俳句仲間が欲しい方は、俳句大会などに参加するのも一つの方法です。
俳句の腕をある程度磨いてから大会やコンテストに参加してみましょう!
通信講座とオンライン講座の違い
通信講座は、テキスト教材や動画教材などを使って自宅で学習する講義です。
好きな時間に学習を進められるので、忙しい方やマイペースで勉強していきたい方にぴったり。
一方でオンライン講座は、実際におこなわれている講義をインターネットを利用して自宅から参加する講義です。
リアルタイムで視聴するため、講義のある日時の予定を調整する必要があります。
俳句が学べるオススメの通信講座は5つ!内容と料金を比較解説
俳句が学べる通信講座5つをご紹介します。
俳句の通信講座:内容と料金の一覧表
講座名 | 価格 | 添削回数 | 教材内容 |
NHK学園「俳句入門~添削で上達~」 | 23,420円 | 6回 | 教科書2冊 |
ユーキャン「俳句入門講座」 | 35,000円 | 6回 | 教科書3冊 俳句読本 新俳句歳時記 創作手帳 ガイドブック |
毎日新聞「毎日短歌・俳句通信添削教室」 | 18,480円 | 6回 | なし |
朝日カルチャーセンター「はじめての俳句」 | 20,840円 | 6回 | 教科書1冊(市販品) |
ナレッジサーブ「365日読むだけで俳人になれる講座」 | 10,475円 | なし | なし |
教材内容を比較して一番オススメなのはユーキャン「俳句入門講座」。
オリジナルの教科書が3冊のほか、副教材も充実しているのはユーキャンだけです。
価格を抑えたいなら、NHK学園「俳句入門~添削で上達~」もしくは朝日カルチャーセンター「はじめての俳句」もオススメ。
朝日カルチャーセンターの講座は、受講開始時期が年間で2回と限られているのでご注意ください。(4月開始と9月開始のみ)
教材が充実している講座なら初めての方でもすぐにスタートできるのでおすすめです!
ここからはそれぞれの講座の詳細とどんな方にオススメか解説していきます。
NHK学園「俳句入門~添削で上達~」は最小限の教材でコスパ良く学習!
NHK学園「俳句入門~添削で上達~」
価格:23,420円
添削回数:6回(1回に3句ずつ提出)
学習サポート期間:12ヶ月
質問サービス:あり
教材内容:入門教科書2冊(作句編と作品鑑賞編)、講座機関誌2冊、俳句手帳
こんな方にオススメ!
教材の内容は少なめでいいので価格を抑えて学習を始めたい方にオススメです。
あると便利な季語集はないのでご自身で別途市販品を購入するのが良いでしょう。
添削課題を講評してくれる俳人が毎回異なるので、様々な視点から批評してもらえます。
また、受講期間中にNHK主催の俳句大会に投句することも可能。
ユーキャン「俳句入門講座」は充実の教材内容ですぐに始められる
価格:35,000円
添削回数:6回
学習サポート期間:12ヶ月
質問サービス:あり(メールか郵送を選択可能)
教材内容:教科書3冊、新俳句歳時記、俳句読本、創作手帳、学習ガイドブック
現在、講座を申し込みすると「和綴じ綴本〜桜柄〜」の付録もあります。
こんな方にオススメ!
「教材が届いたらすぐに始めたい」という方にオススメです。
初心者の方が俳句を始めるのに必要なものがすべて揃っているので、追加で書籍や資料を購入しなくて良いのが嬉しいポイント。
とくに「新俳句歳時記」は、厳選季語千題や佳作三千句が収録された充実の内容で、読み物として楽しむのはもちろん、日々の俳句作りの際に辞書のように使うのにも便利です。
価格は他の講座に比べ少し高めですが、教材の充実度を考えると一押しの講座になります。
ユーキャン「俳句入門講座」は無料の資料請求をすると、案内資料と一緒に「俳句の作り方ハンドブック」がもらえます。
ぜひ無料の資料請求でハンドブックを試してみてください。
毎日新聞「毎日短歌・俳句通信添削教室」なら好みの俳人講師を選べる
毎日新聞「毎日短歌・俳句通信添削教室」
価格:18,480円
添削回数:6回
学習サポート期間:6ヶ月
質問サービス:なし
教材内容:なし
こんな方にオススメ!
ある程度俳句の知識があり、一流の俳人に添削して欲しい方にオススメ。
添削課題のみで教材はないので、完全に初心者の方には向きません。
11人の中から俳句講師を選べるので、自分の好きな俳人が講師陣にいるならおすすめの講座です。
朝日カルチャーセンター「はじめての俳句」は価格を抑えたい方にオススメ!
朝日カルチャーセンター「はじめての俳句」
価格:20,840円
添削回数:6回
学習期間:6ヶ月(講座開始時期は4月と9月のみ)
質問サービス:なし
教材内容:市販教材(新版 20週俳句入門)
こんな方にオススメ!
低価格で教材つきの通信講座を受けたい方にオススメ。
教材は市販のもので、内容に沿って添削課題を毎月提出していく流れになります。
講座の開始時期が年に2回(4月と9月)のみとなっているのでご注意ください。
ナレッジサーブ「365日読むだけで俳人になれる講座」なら毎日メルマガでノウハウが届く
ナレッジサーブ「365日読むだけで俳人になれる講座」
価格:10,475円
添削回数:なし
質問サービス:なし
教材内容:なし
こんな方にオススメ!
講座を購入すると登録したメールアドレスに1年間毎日俳句ノウハウが届く「メルマガ型講座」。
他にはないユニークな形態の講座となっています。
教材や添削課題などはありませんので、すでに他の通信講座や教室で俳句を学んでいる方が、サポート教材として使うのがオススメです。
【番外編】俳句に関するオススメ書籍
俳句を作るときに手元に置いて置きたいのが、季語や句例が掲載された「歳時記」。
日々の俳句作りの季語検索に使えるので大変便利です。
ここでは、おすすめの歳時記3選をご紹介します。
1:現代俳句歳時記(全5巻セット)
基本的な季語を網羅しているので初心者の方にぴったりです。
春・夏・秋・冬・新年と季節ごとに巻がわかれているので、分厚すぎず検索しやすくなっています。
2:今はじめる人のための俳句歳時記 新版
気軽に持ち運べる歳時記をお探しならこちらがオススメ。
文庫本サイズで622ページとコンパクトなので、旅先などにも嵩張らずに持って行くことができます。
3:合本俳句歳時記
収録季語数七八九六語、1200ページとボリュームのある歳時記。
例句も豊富に載っているので長く愛用できる一冊となっています。
ユーキャンの俳句講座だとボリュームのある歳時記が副教材として同封されるのですが、その他の講座では付録されません。
歳時記は一つ手元に置いておいて損はありませんので、まだお持ちでない場合はこの機会に購入を検討してみてはいかがでしょうか。
俳句を通信講座で学ぶなら教材がついてくる講座がオススメ!
俳句が学べる通信講座5選を紹介しました。
初心者の方にオススメなのは、教材もセットになっている講座です。
教材と添削課題が利用できるのは以下の3講座。
- ユーキャン「俳句入門講座」
- NHK学園「俳句入門~添削で上達~」
- 朝日カルチャーセンター「はじめての俳句」
一押しは教材内容が豪華なユーキャン。
価格は一番高くなりますが、教本や歳時記をはじめとした教材が他講座に比べて充実しています。
無料の資料請求をすると、俳句の作り方ハンドブックがもらえるので、ぜひお試しください。
→俳句の通信講座はユーキャン!まずは無料の資料請求からどうぞ
もう少し価格を抑えたい方は、NHK学園「俳句入門~添削で上達~」、朝日カルチャーセンター「はじめての俳句」もオススメ。
この2講座は歳時記がついてないので、別途ご自身で用意すると俳句作りに役立つでしょう。